原作/トルストイ 構成・脚本・演出/原田一樹 出演/ 瀬田ひろ美、小林もと香、古木杏子、深町麻子、大桑茜、秋元麻衣子、榊原奈緒子、平野雄一郎、森下高志、伊藤勉、川野誠一、吉澤恒多、荒牧大道、林正宗、松村千絵、上野彩
公演日時/2015年 2月4日(水)19:00 2月5日(木)19:00 2月6日(金)14:00/19:00 2月7日(土)14:00/19:00 2月8日(日)14:00 公演場所、およびアクセス/東京・両国 シアターX JR総武線『両国駅』西口下車 両国シティコア 1F 03-5624-1181 入場料/前売り 4000円 ペア券(お二人でご入場の方)7500円 養成所割引券(大学・専門学校・演劇養成所生)3000円 学生割引券(高校生以下)2000円 当日券 4500円 東京の劇団キンダースペースが、第36回公演「新『復活』〜ネフリュードフとカチューシャ 〜」を上演いたします。 「貴族ネフリュードフは19歳の時、叔母の家で働くマースロワ(カチューシャ)と出会い恋に落ちた。三年後、彼は社会に出て変貌している。再会の時、カーチャと関係を持つが、その仲は戯れだったと自覚した彼は彼女から去る。カーチャは私生児を産み、生活の困難から娼婦にまで落ちぶれる。十年後、二人は裁判所で陪審員と被告で再会する。ネフリュードフはカチューシャを救おうとするが、それは同時に失ったかつての自分自身を取り戻すことであった。留置場でカチューシャは彼を拒絶する。カーチャはシベリアに送られ、ネフリュードフは彼女を追う。シベリアで二人は和解する。が、カチューシャはネフリュードフを愛しながらもシベリアで生きることを選び、ネフリュードフもまた、新たな人生を歩み始める。」トルストイの名作がどのように生まれ変わっているのでしょうか。 演出さんは、「大正二年、教え子であり女優の松井須磨子との仲が抜き差しならないものになっていた島村抱月は、恩師、逍遥に背き、新劇を学究・研修の対象から、興業として自立する公演に育てる、との志しのもと、賛同する仲間たちと芸術座を創立しました。しかし経済的な困窮は迫り、文字通り、第三回公演、トルストイ原作の『復活』を集団と自らの命運をかけ上演したのです。これを当時の大衆は圧倒的に支持しました。何がそれほど日本人の心情をうったのでしょうか。この公演で成功を収めた芸術座は、わずかその四年後、抱月の病死と、須磨子の自殺で幕を閉じます。私たちの『復活』は、もちろん、当時の上演を再現しようとするものではありません。ただ、日本人にとっての近代、その底にある混迷に光を当てようとするものです。」とのこと。どんな舞台になっているのか、興味を持った方は、是非劇場に足を運んでみてください。 お問い合わせは、048-252-0551、またはこちらのメールまで。(瀬田さん、お知らせありがとうございます。)